Tシリーズをベースにしたコンパクト横型中繰り盤Union TM 125は、サイドコラムとドリルスピンドル(125 mm)を搭載し、長い移動量と高い自由度を誇り、テーブルの積載能力も優れています。TM 125は、10 tまでの中重量ワークを加工することができ、作業範囲は2,500 × 2,000 × 1,600 mmです。コンパクトボーリングミルでは、従来のボーリングミルの利点とマシニングセンターの特性が組み合わされており、比較的少ない投資コストと小さな設置面積で導入できるため、小規模な工場でも幅広い加工が可能になります。
これらのポジティブなすべての特性はフィンランドの顧客であるNomet Oy社にも認められ、同社は製造委託会社として高品質の単品および少量シリーズをTM 125で製造することになりました。2つのパレットによる自動パレット交換システム、ロボットと280本の工具を収納できるポジションがある自動工具チェンジャ、そして自動ユニットチェンジャを備えたTM 125を得たことで、このフィンランドのお客様はあらゆる加工タスクにとってに理想的な設備を手にしています。
さらにTM 125には、横方向のフライスヘッド、3次元工具計測機能、作業エリアのビデオモニタリング機能が採用されます。ワーク加工に必要な性能要件を満たすこの組み合わせを持つ機械を、Nomet Oy社は市場で他に見つけられませんでした。