クランプ力最大6,000トンにも及ぶパワフルで頑丈、そして正確性を求められる射出成型機の生産には、大きな部品を製造する必要があります。よって今回の機械2台共に静圧制御の25.3mにもなる主軸を搭載し、機械全長は70mを超えミリング力は100kWにも達しますが、長期に渡る高精度を保証し、お客様独自のコンセプトを開発、全自動で柔軟な機械として仕上げています。
しかしながら高い生産性や継続的な正確性だけがご発注の決め手ではありませんでした。スマートコンセプト、高いエネルギー効率を考慮した工場全体の生産性がお客様の決断に大きな影響を与えました。ワールドリッヒジーゲンは、BMWiの『ドイツ製エネルギー効率』のロゴを使用する許可を得ています。
FMS(柔軟な製造システム)が、毎日24時間に渡り少ないマンパワーで生産することを可能にしています。全てのプロセスは全ての内部と外部のシステム、例えばワールドリッヒジーゲンの診断システム、高圧冷却システム、ドリル破損診断機、あるいは様々なカメラと交わりながら完璧にモニタリングされます。全自動のパレット交換システムは6つのバッファーステーションを搭載、合計8つの大きさ4,000mm x 4,500mm、最大荷重100トンのパレットが準備されており、AGV(自動ガイド車)で運搬可能です。両機械共にラック型のツールマガジンに接続されており合計608個のツール交換が自動で交換が可能で、ここにもAGVが付属されています。